タカタ製エアバッグのインフレータに係るリコールついては、自動車メーカー各社において、これまで適宜、対象範囲を拡大する等の対応を図り、事故等によるエアバッグ異常展開時の人身被害の発生防止に努めてまいりました。
また、未改修車両のユーザーに対しても、複数回に渡るダイレクトメール等によるお知らせや、ホームページでの注意喚起を図ってきておりますが、その改修状況は2016年5月末時点で6割程度に留まっており約500万台もの車両が未改修のままで使用されているのが現状です。
海外では、タカタ製エアバッグ・インフレータを搭載した車両で、事故時にエアバッグが異常展開したことが起因し、運転手が死亡する事例が発生しております。
このような状況より、タカタ製エアバッグ・インフレータの早急なる改修に、一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
このタカタ製エアバッグインフレータの不具合は、SRS警告灯が点灯しないため、事前に異常を察知することが出来ません。
対象車両では、各メーカーがリコールを届出した際の措置方法に沿った対策が必要になりますので、未改修が確認されたら、速やかに改修作業をお受け下さい。
継続検査の申請時など、タカタ製エアバッグのリコール対象車には、自動車検査証の交付時にリコール対象である旨等の「お知らせ」が出力されます。
お知らせには、以下の内容が記載され、車検証にホチキス留めされています。
・タカタ製エアバッグのリコール届出番号及び対象車であること
・自動車検査証の住所に変更があった際は、変更の手続きが必要であること
※1 「お知らせ」が発行されるまでの流れ
リコールが改修され、自動車登録検査業務電子情報処理システム(MOTAS)に改修済みとして登録されるまでには、ある程度の日数を必要とします。
「お知らせ」が発行された時点で、実際には改修されている場合がありますので、車両のリコールステッカーまたは、メーカーホームページで改修実績を確認してください。
※2 「お知らせ」が発行された場合のリコール実施手順
※交換部品が間に合わない場合は、エアバッグの作動を停止させる「暫定措置」を施すかまたは、部品入荷までお待ち頂くこともありますので、予めご了承ください。
タカタ製エアバッグ・インフレータのリコールは一刻も早い改修が必要です。
未改修車両の改修促進に、ご理解とご協力をお願い致します。
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